アキちゃんとノリキー9

入院1ヶ月、面会のチャンスがやってきた。

先生から、落ち着いてきましたので、面会してもいいですよ。と連絡いただいた。

大丈夫だろうか?あれから、メールで、助けてくれ、迎えにきてくれ、ここの先生は酷いと。

さらに、警察に電話したり、騒いで居るらしいが、面会できるらしいではないか!

長女が行こうと言ってくれたので、予約して、差し入れなどを考えて、毎日ドキドキしながら、その日を迎えた。

朝、お金を下ろして、支払いの準備をしていると、長女から、電話。

お父さん、お母さんが来るって、知らされて、帰るぞーって騒いでしまって、興奮状態になってしまい、今の状態では来ていただいても面会出来ないかもって、病院のケースワーカーさんから連絡あったよ。

キャンセル。

まさかの、病院からのお断りとは。

そして、また、鍵付きの部屋に入ってしまった。よほどあばれたのだろう。その日から、メールも電話も来なくなった。

その年の暮れから、新年明けて、さらに、、、何ヶ月だろう。2ヶ月くらい。連絡が途絶えた。

先生は仕方がなかったと。

スタッフさんに大変迷惑をかけているのがわかった。

節分の日。久しぶりにメールがきた。携帯盗まれたんだよー。って。意外に明るいメールがきたので、びっくりした。

全然、凹んでない。普通じゃ考えられない。病気だから?

ちょっと、ホッとした。

そうして、面会の許可がでた。

今回は会えるだろうか。

先生の提案で、入院審査があるらしい。役所の人が面会して、必要な入院かどうか?という審査らしい。家族も来てもらいます。

同席しませんか?って、

ん?大勢で面会するの?

まあ、何でもいいです。行きます。先生は事前に知らせずに当日その時まで、黙っておきましょう。って作戦になった。

面会するのにこんなに大変な事になって。

まだまだ続く。